AlteryxでEXCELのCOUNTIF関数相当の処理を実現する
こんにちは、にいのです。
今回は、AlteryxでのCOUNTIFに相当する動きをご紹介します。
Excelであれば、特定の条件に一致するデータの個数を出したいときにはCOUNTIF関数を使用します。 例えば、「Favorite Text Editor」列から「Vim」の数を算出したい時は下記のように記述しますよね。 今回はAlteryx Designerを使ってこの動きを実現してみました。
Formula Tool + Sum ToolでCOUNTIFする
まずはFomula ToolとSum Toolを組み合わせるパターンです。 作成したワークフローは以下の通りです。
ワークフローの中身
Input Tool
ここで処理したいExcelファイルを取り込みます。
Formula Tool
Formula Toolを使って対象の値を検索していきましょう。「Output Column」に任意の項目名(今回は『CountVim』)を入力し、データ型にDoubleを指定し、関数の入力欄へ以下の通り入力します。
Contains([Favorite Text Editor],"検索対象の値")*-1
Sum Tool
Formula Toolで対象の値を検索し、一致するものに1を格納することができました。次はSum Toolで集計します。
Formula Tool --> Sum Toolへ繋げると、Configurationウィンドウの「Field」に項目が表示されます。 今回は、
- Input Toolで読み込んだExcelファイルの項目
- Formula Toolで「Output Column」に指定した値(『CountVim』)
以上が表示されました。
集計の対象となる『CountVim』の先頭をクリックして選択状態にして、下段の「Actions」にあるドロップボックスから「Sum」を選択します。 すると、「Actions」へ『CountVim』が追加されました。
Browse Tool
ワークフローを実行してみると、『CountVim』が集計されました。
R ToolでCOUNTIFする
同様のCOUNTIFの処理は、R Toolを使って実現させることも可能です。 作成したワークフローは下記の通りです。R Toolひとつで処理をするので先ほどよりもフローが短くなりました。
「Favorite Text Editor」列の中で、「Vim」に一致する場合をsum
で集計して、その結果を書き出す処理を記述しました。
df <- read.Alteryx("#1",mode = "data.frame") CountVim <- sum(df$'Favorite.Text.Editor' == 'Vim') write.Alteryx(CountVim)
実行結果は下記の通りです。
R Toolの使い方については下記ブログを参照してみてください。
おわりに
今回はCOUNTIFをAlteryxで実現する方法について2種類ご紹介しました。今後も本ブログでAlteryxの便利な機能を紹介いたします。
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